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どんな人が縫っても楽しいと思える
あえて“ふつう”の布地づくり
丸石織物にとっていい布地とは「失敗しにくく、
初心者さんから上級者さんまでどんな人が縫っても
楽しいホームソーイングに適した布地」だと考えます。
それは硬すぎず、柔らかすぎず、薄すぎず、
厚すぎない“ふつう”の布地です。
ほどよい厚みとハリ感があることで布地は
裁断しやすく、縫いやすくなります。
例えばティッシュペーパーのように
薄くしなやかなものを切るより、程良いハリ感と
厚みがある紙のほうが切りやすいかと思います。
ほどよいハリと厚みがある「ふつうの布地」は
どんな人にも優しく扱いやすい布地です。
でも、ふつうの布地であるということは、
ホームソーイングにおいては“特別”でもあります。
“ふつう”だからこそ
断裁がしやすく、縫いやすい
“ふつう”のお家には、大きな裁断台も、
なんでも縫える高級ミシンも腕前も、
ずっと縫い物をしていられる時間もありません。
だから、水通し不要で少しでも楽に、
縫いやすい布地で縫う楽しさを、糸屑の出にくさで
掃除の手間をシワへの強さで作った後の喜びを。
全てはホームソーイングのために。
超一流のアパレルメーカーさんに使っていただくことよりも、
ふつうに洋裁を楽しみたい方に「楽しいな」と思っていただける
布地をつくることが私たちの目標です。
“ふつう”で難しいから播州織
見た目はふつうな当社の布地ですが、
一番人気の無地シャンブレー
(縦糸と横糸で色が違う織物)は
糸の不良や織りの欠点が非常にわかりやすい、
シンプルな見た目に反して
とても難しい布地です。
その布地をつくる上で、品質、コスト、リスクを
もっともベストな形にできるのが私たちの街で
作っている播州織でした。
丸石の布地は多くの人の手や思いが込められた
布地で今も昔も変わらない、信頼できる西脇の
工場さん・職人さんの技術でつくられています。
“ふつう”だけどプロ仕様
ヘタリにくく色落ちにも強い布地
当店の布地は工業製品であることを
大切にしています。
色落ち、シワに強く、繰り返しの洗濯でも
へたりにくい。だからプロにも選ばれています。
とあるエプロンメーカーさんは
丸石の布地じゃないと、ということで20年以上、
同じくスモックメーカーさんにも10年以上
お使いいただいています。
使い捨てが当たり前の世の中ですが、
永く使えるしっかりとしたものを作りたい方に
おすすめです。
ホームソーイングに適した布地をつくる為に最適な糸を選んでいます。糸といってもたくさんの種類の糸がありますが、私たちの作りたい布地に適した糸はほんの一部。織ってみないと分からないのも織物の難しさです。紡績さんと相談しながら幾度もの失敗を乗り越えてようやく適した糸を見つけました。
同じものを作り続けるリピート生産の多い当社ですが同じレシピを使っても染める前の糸や生地の状態によって染まり方が毎回微妙に異なります。そこを毎回合わせるのが熟練の職人さんの技術。うまく色が出ないこともありますが、すぐに行ける近さの工場さんだから迅速に打ち合わせを行えます。
当店はシンプルな色柄のものが多いのですが、シンプルがゆえに難しいのです。 特に無地のシャンブレー(白糸と色糸など)の場合、糸の不良や織りの不良が生地にわかりやすく現れてしまう為、原糸の厳選と、腕のいい織職人の技があって初めて丸石の生地が出来上がります。
ご注文いただいた布は丸石織物で1点1点丁寧に切っていきます。ご注文いただいてから皆様のお手元に届くまでの流れを動画でご紹介しています。 ぜひご覧ください。
丸石の代表作 “綿ポリダンガリー”
丸石の代表作 である綿ポリダンガリーは
「縫いやすく、シワに強い、糸くずが出にくく、
水通し不要で届いたその日に縫える」
ホームソーイングに最適な布地です。
綿ポリといえば、なんだかゴワゴワで、
「いかにも化学繊維っぽい」布を
イメージしていませんか?
丸石の綿ポリは試行錯誤の末、
コットンにとても近い優しい風合いに
仕上げることができました。
シワに強く、ポリエステルの性質も残っており、
お互いの素材の良いところだけを 残したような
ハイブリッドな布地が出来上がりました。
エプロンや入学入園グッズ、パンツ、シャツ、
ブラウス、ワンピース… 何にでも使いやすく、
アイデア次第でなんだって作れる布地です。
綿ポリの特徴
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「届いてすぐに裁断して縫える」洋裁をやっていると意外と面倒な「水通し」。 当店の綿ポリ生地は縮みにくいので、水通しせずにそのまま縫えます。雨の日でも届いてすぐに裁断できると皆様に喜んでいただいております。
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「ハンドメイドで作ったお洋服はシワになって当たり前」だと思っていませんか?当店の綿ポリ生地なら、洗いざらしでそのまま着れます。 毎日使って毎日洗濯するエプロンやスモックなどにもぴったりです。 もちろん普段服にも。
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ポリエステル混というと「ゴワゴワで安っぽい」イメージがありませんか?そんなイメージをお持ちのお客様も多いですが、当店の綿ポリ生地は本当にコットン100%のような手触り・風合いです。まずは一度お試し下さい。
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いまでは中国製・韓国製が多い生地ですが、当店は創業から 70年間ずっと日本での生産にこだわり続けてきました。兵庫県西脇市の清らかで豊富な水が育む、安心・安全の日本製、「丸石織物」オリジナルの国産生地です。